※ お使いのパソコンの設定次第で一斉に音が出る場合がありますのでご注意下さい



シャッフル(shuffle)


あまり聞きなれないかも知れませんが音楽のリズムの一種です
「シャッフルビート」とも言います

「エイトビート」は1小節を8つに分割したリズム

「3連」は1小節を12に分割したリズム

「シャッフル」は1小節を12に分割し
かつ2・5・8・11番目を抜いたリズム

何じゃそりゃ!?
と思われたあなたのために譜面で説明しましょう




「8ビート」は特に説明はいらないでしょう

「3連」は1拍を3連符にして1小節を12分割します
歌謡曲では「私バカよね〜♪」の「心のこり」がわかりやすいです
また「津軽海峡冬景色」の出だしは歌詞そのものが12分割ですね
指を折って数えてみて下さい「上野発の夜行列車〜♪」

「シャッフル」はその3連符の真ん中を抜いたビートで
アップテンポの曲が多く跳ねる感じになっています
この跳ねるとか弾む感じの事を音楽用語で「バウンズ」と言い
歌や演奏をするにあたり「バウンズ感」が非常に重要となります

懐メロなら「待つわ」「小さなスナック」がシャッフルです





ここでシャッフルの曲を聴いてもらいます
遠藤邦夫先生作詞の「熱海えにしの色男」です
イントロを流しますので手拍子をお願いします。
1小節に2回の普通の手拍子で構いません
正解とか不正解とかないので自由にどうぞ!





はい、ご苦労様でした
では検証に入りたいと思います
手拍子をどのタイミングで叩くか?
「1・3拍」と「2・4拍」に分けられます


まず「1・3拍」を聴いてみましょう






次は「2・4拍」です






あなたはどちらでしたか?
ではここからは踊ってもらいます
上半身を揺らす程度でも良いのでお付き合い下さい

「1・3拍」と「2・4拍」の両方を
それぞれもう一度ずつ聴いて下さい
そして実際に手拍子をしながら踊ってみて下さい


両方やってみてどうでしたか?
「2・4拍」の方が踊りやすいと思いませんか
踊りのバリエーションも多いはずです
< 踊りやすい=ノリが良い >の方程式です


「1・3拍」が表拍、「2・4拍」が裏拍となり
裏を強調する事により 「ノリ」が良くなります
ドラムで言うとほとんどのリズムで
スネアを叩く位置は「2・4拍」なのです



どんな曲でも受け取り方は聴き手次第です
静かに聴こうが踊りながら聴こうが自由です
手拍子だってどっちでもいいですよね

しかし歌う立場で考えると全然違ってきます
使用した楽器や音使いにより音頭っぽく聴こえますが
「熱海えにしの色男」のリズムは「シャッフル」です



ここからは歌唱のコツ・注意点を書いておきます

この曲では「こぶし」も「フォール」も使いません
「しゃくり」だけそれなりに使いますが
あまりくどいかけかたは不要でしょう


歌う場合は「2・4拍」を意識して
リズムにノッて歌うようにして下さい
リズムにノレないと譜割りがズレます
フワ〜っとした感じでキレがなくなり
テンポも前のめりになりがちです

シャッフルでは冒頭で言った「バウンズ」が大事です
リズムを外すとバウンドしないので
軽く踊ったりしながら身体全体で歌いましょう


歌う時は「2・4拍」で足を叩くとか
指を鳴らすとかノリやすい方法を見つけて下さい


またアップテンポの曲は語尾の伸ばしすぎに注意です

発音もハキハキさせ軽快感を出しましょう








譜面は画像の上で「右クリック」して
「名前をつけて画像を保存」で保存出来ます


色々なリズムで弾く「七つの子」

気まぐれピアノ倶楽部 リズム編













































inserted by FC2 system